ショートスリーパーになれるか
さて、誰でもショートスリーパーになれるのでしょうか？個人差があることなので、簡単に結論は出せませんが、まずはなかなか眠れないタイプの人は、これを改善しなければなりません。
「眠れない」という問題は、寝付きが悪いのか、寝てもすぐに目が覚めてしまうのか、長く眠れずに明け方に目が覚めてしまうなど、いくつかパターンがあります。寝る直前までパソコンやスマホを眺めている場合は、まさに眠りたくないと言っているのと同じです。気持ちが高ぶり、脳が興奮状態になりますし、画面から発するブルーライトが、脳内ホルモンのメラトニンの分泌を抑制します。
更に寝酒も睡眠の質を低める恐れがあります。質の良い睡眠を得るには、お風呂に使ってリラックスするのがお勧めです。熱いお湯に短時間つかるより、少しゆるいお湯に長めにつかって体温を調節するのが効果的です。お風呂上りに軽くストレッチするのも効果があります。
タバコに含まれるニコチンも睡眠の質を低下させるので避けましょう。食事は寝る前の3時間前に済ませます。すぐに寝てしまうと消化に多くのエネルギーが使われ、睡眠の質自体は低下します。脂が強いものは特に消化に時間がかかるので避けましょう。
仕事が忙しくて睡眠時間が少ない日が続いたら、それに慣れてしまったといった経験がある人もショートスリーパーになる第一歩と言えます。ただ、健康そのもののショートスリーパーも多いですが、それでも睡眠不足というのは身体には余計な負担をかける可能性もあるので、慎重に考えてください。